教養学党ブログ

artes liberales: 自由であるための技術

専門と教養

自分の知識構造を俯瞰する

知識構造を俯瞰する 自分の知識がどのように構成されているのかを理解することは重要です。 前提として、偏りのない考え方を持っている人はいないし、 他人と全く同じ見解に立つということもあり得ないです。 そうすると、自分が持っている特定の意見につい…

座長芸ときどきカマトト

座長と議長 座長芸 意見をまとめる カマトトの出番 まとめ 座長と議長 座長と言われる立場に立ったことがあるだろうか。 何人かのメンバーが集まって何かしらの意見を出すときに、そのとりまとめと調整をする立場のことを座長と言う。 政府の〇〇有識者会議…

知識の偏りを知る

知識に偏りがあり、それに無自覚である 時間は有限です。人生で学ぶことができることの総量も限定されています。 しかしそれ以上に、現在の自分が何を知らないのか、ということを知らない。普通にしていたらそれに自覚的になる機会すら少ないので、客観視す…

他人の生業にただ乗りしない

他人の生業にただ乗りしない 他人の生業にただ乗りしない、これは僕のスタンスの話。 専門的に技能をもって生業としていると、それをただ利用させてくれ言ってくる人が多く出てくる。 多くの場合、それはその専門性に対して無自覚なまま依頼がなされる「え~…

新しい分野の勉強法。概説書は2回読む。

概説書は2回読む 新しい分野の勉強を始めるときに、概説書の類から始めることが多い。いきなり専門書に入るなんてできない。 ここで1回目。まずは概説書を読む。 放送大学の教科書があれば優先して取り組む。全15回で参考文献リストもついていて、小テストに…

アルキメデスと教養について

(この原稿は大学3年の時に書いたものの再掲です) 第二次ポエニ戦争の際、シラクサがローマによって占領されました。 アルキメデスはシラクサで研究を行っていましたし、ローマへの抵抗にも役割を果たしていたそうです。 街が占領された時に彼は砂の上に図…

このブログについて

このブログのコンテンツ 教養といわれるものの価値と有用性を、このブログでがんばって示していこうと思います。 専門知が死んだとかPost Truthだとか言われますが、教養という存在自体が一顧だにされていないと感じる機会が多くあります。 僕が立つ瀬は、教…