教養学党ブログ

artes liberales: 自由であるための技術

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教養といわれるものの価値と有用性を、このブログでがんばって示していこうと思います。 専門知が死んだとかPost Truthだとか言われますが、教養という存在自体が一顧だにされていないと感じる機会が多くあります。

僕が立つ瀬は、教養が問題解決の手段として有効である、というものです。そこに問題が確かに存在するとき、あなたが最初にやることはその問題に適した道具立てを探すことでしょう。今までの自分の武器を無理矢理その状況に当てはめるのではなく。

この道具立てを探す力を仮に「教養」と定めたいと思います。意味するところは、無手勝流に問題に挑むのではなく、幅広いある程度確立されたものの考え方の中から適合的なものを引っ張ってくる素地が教養であるということです。 少し掘り下げて言えば、どこにどういった知識があるのかというマッピングとそれぞれの領域におけるWay of Thinkingの理解ができていることがここで定めている教養の中身です。

従いまして、ここでは「教養学」という専門を見せるのではなく、様々な学問的な立場を紹介することになります。文献紹介というよりも、実際に僕が課題と思っていることにどう向き合ったかを通してです。 そこに至るまでの日常的な準備についても書きます。立派な風に書きましたが要するに日記です。

その他、管理人の趣味・好きなこと・日常の雑多な思考についてもオープンにしていく予定です。

管理人について

図書館で司書という仕事をしている者です。 「真に教養ある人材を養成」すると息巻いている人文系の学部を出て、公共政策という良く分からない(そのうちに書きます)ものを対象とした大学院を修了し、現在にいたります。 SubjectはSTS (Science and Technology Studies)であると自称しています。